コラム

インプラントは埋めるのがゴールではなく、埋めた後からがスタート

2018年11月9日 (金)
インプラント治療が終わったら「やっとインプラント治療が終わった!」と考える人は多いのではないでしょうか。これまで噛めなかったところで噛めるようになって、もうこれで大丈夫、と思ってしまうのも無理はないかもしれません。ですが、インプラントというのは、インプラントを埋めることが「ゴール」なのではなく、そこからが本当の「スタート」だと言えるのです。

インプラントは埋めた後の扱い方で持ちが変わってくる

インプラントは埋めた後の扱い方で持ちが変わってくる
インプラントは埋めたらずっと持つものだと思い込んでいる人はとても多いようです。でも、インプラントは、体の中に埋め込まれているもので、半分生体のようなものですから、いかにお手入れするか、によってかなり寿命が左右されます。つまり、インプラントというのは、お手入れがちゃんとできない人はあっという間にダメになってしまうこともある代わりに、きちんとお手入れすれば30年でも40年でも持たせることが可能だと言えるのです。

研究論文によれば、インプラントの生存率(インプラントがお口の中に残っている確率)は10年〜15年で90%〜95%くらいだとされています。このような結果を見ると、「ほとんどはそんなに持たせられるんだ。じゃあ自分もきっと大丈夫だろう」と思ってしまいがちですが、この生存率は「口の中に残っている確率」を示しているものなので、インプラント周囲に感染を起こす「インプラント周囲炎」のような病気にかかっているものも含まれています。インプラント周囲炎にかかっている人の罹患率を調べた調査というのは、実は少ないのですが、2008年にヨーロッパ歯周病学会が発表したレポートによれば、インプラントを受けた患者さんの28%から54%はインプラント周囲炎にかかっていると報告されています。

このことから推測するに、おそらく、本当に健康な状態で10年も15年もインプラントが残っている確率というのは、実はそれほど高くないと考えられるのです。

インプラントを健康な状態で長持ちさせるためには

インプラントを健康な状態で長持ちさせるためには
それでは、インプラントを埋めた後にできるだけ長い間、インプラント周囲炎にかからず、健康な状態を保ちたければ、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか?

■毎日のケア

インプラント周囲の健康を保つためには、まず、毎日の歯磨きが最も重要です。インプラントは、周囲に歯垢が溜まった状態が続くと、インプラント周囲炎を起こします。歯垢は細菌の集合体ですが、インプラント周囲炎を起こす歯周病細菌は、単独では悪さをすることができません。しかし、歯垢のような集合体の中で生息し、増殖すると、途端に悪さをするようになります。そのため、歯垢がたまらないように毎日こまめに歯ブラシでブラッシングを行うこと、そして、歯ブラシでは届かない細かい部分は、デンタルフロスや歯間ブラシのような補助清掃グッズを使って行くことが非常に重要となります。

■日常生活での注意

インプラント周囲に歯垢がつかないようにするためには、歯ブラシだけでなく、食生活にも注意を払う必要があります。歯垢が溜まりやすい食生活としては、やわらかいものばかり食べる、甘いものを多く食べるというような食生活や、間食が多い食生活などが挙げられます。これらのものを極力避けているかどうか、というのも、インプラントの寿命を左右する要因となります。

また、体の健康状態によってはインプラントに悪影響を与える場合があります。例えば糖尿病は、インプラント周囲炎を起こしやすくしますが、糖尿病という病気そのものほとんどは生活習慣が原因となっていますので、糖尿病になりにくい生活をしているか、というのも重要なポイントです。そして、喫煙をしている人はタバコが歯茎の血流を悪くしたり、免疫力を低下させたりするため、インプラント周囲炎を起こしやすくなるため、非常に注意が必要です。

■歯科医院でのメインテナンス

歯科医院で行うインプラント後のメインテナンスとしてはまず、インプラントや他の歯の健康状態のチェック、レントゲン撮影で骨の状態のチェック、噛み合わせが適正であるかのチェック、歯磨きがきちんとできているかのチェック、というような、お口全体の健康チェックが挙げられます。そしてその他には、歯磨き、プラークコントロールがきちんとできていない場合に行われるブラッシング指導や食事指導、必要に応じて行われる噛み合わせ調整、歯やインプラントに悪影響を与える歯垢や歯石の除去クリーニング、というようなものがあります。

インプラントを健康で長持ちさせるためには、以上のことに気をつけなければなりませんが、気をつけていても不具合が出てしまうこともあります。そのため、インプラントには保証期間が設けられていますが、その保証はきちんと歯科医院で決められたインプラントの注意事項を守った人にしか適用されないのが通常です。通常、インプラント周囲を清潔にし、健康的な生活を送り、決められた通りに歯医者に通うことでほとんどの場合、インプラントは健康な状態を保てます。安藤歯科医院でも長年良い状態でインプラントを維持している方が多くいらっしゃいます。ぜひ参考にしてみてください。

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