コラム

歯周病がきっかけで起こる大人虫歯とは

2018年09月9日 (日)
虫歯は甘いものをよく食べる子どもにできやすいイメージがあるかと思います。実際、虫歯は大人になるにつれできにくくなり、逆に年をとるにつれ歯周病のリスクの方が高くなっていきます。ですがそうは言っても大人にも虫歯ができる場合というのは決して少なくなく、それによって歯を失ってしまうことがあり、歯周病だけでなく、虫歯に対しても十分な注意が必要です。そして中には、大人になり、歯周病にかかってしまうことが原因で虫歯ができてしまう場合もあります。今回はこのような、子供の虫歯とは違う大人虫歯について、どのような特徴があるのか、歯周病がなぜ虫歯を引き起こすことがあるのか、大人虫歯に対する対策などについて解説していきたいと思います。

子供の虫歯とは違う「大人虫歯」

子供の虫歯とは違う「大人虫歯」
大まかな傾向として、子供の虫歯と大人の虫歯には違いがあります。どのような違いがあるのか見てみましょう。

■子供の虫歯

子供の虫歯は急速に進行する「急性う蝕」である場合がほとんどです。虫歯には黒いイメージがあるかもしれませんが、このように急速に進む虫歯の場合、色は黒くなることはなく、あまり色が変わらない傾向があります。虫歯が起こりやすい場所としては、奥歯の噛む面や歯と歯の間、歯と歯茎の境目が挙げられます。また、穴がいきなり開くわけではなく、見た目に穴がほとんど見えず、内部で広がっている場合が多いのが特徴です。そのため虫歯に気づかず、子供が痛みを訴えて発覚し、治療する頃には重症化してしまっていることも珍しくありません。

■大人の虫歯

大人の虫歯はじわじわと進行する「慢性う蝕」である場合がほとんどです。虫歯の色は褐色や黒い色をしていて、何年もかけてゆっくりと進行していきます。また、加齢に伴い、歯の内部にある象牙質という組織も厚くなっていくため、痛みを感じにくくなります。痛みを感じにくいため、「虫歯はない」と自分で決めつけてしまい、気づかれず放置されることが多いのも特徴です。大人虫歯は、一旦詰め物や被せ物をしたところから虫歯が再発する「二次う蝕」や、歯周病に伴ってできやすい「根面う蝕」が特徴的です。

歯周病がなぜ虫歯を引き起こしてしまうことがあるのか

歯周病も虫歯も細菌による感染症です。ですが歯周病は歯周病細菌が引き起こし、虫歯は虫歯細菌が引き起こします。両者の原因菌は全く違うのに、歯周病が虫歯を引き起こしてしまう理由は何でしょう。

歯周病にかかると、歯を支えている骨が溶けて下がってしまうため、それに伴い歯茎も一緒に下がっていきます。歯茎が下がっていくと、それまで骨に埋まっていた歯根が露出してきます。歯根の表面というのは、もともと歯茎から頭を出している歯の頭の部分である歯冠と違い、硬いエナメル質という層がありません。つまり、エナメル質がないので、やわらかい象牙質がむき出しになっている状態になります。そのため、その部分に歯垢(プラーク)が溜まってしまうと、虫歯になってしまいやすく、また進行しやすいのです。

大人虫歯に対する対策

大人虫歯に対する対策
子供の虫歯は、学校歯科検診の実施や、定期的に親御さんがお子さんを歯科医院に検診に連れて行き、管理していることで、虫歯の予防、早期発見、早期治療がなされていることが多いものです。しかし大人の場合、虫歯ができていても、見た目や症状の乏しさゆえ、虫歯の存在に気づきにくい理由から、虫歯が長期にわたって放置されてしまっていることがよくあります。特に、神経が抜かれている歯の場合には、痛みの症状が出にくいことから、放置して歯自体を失ってしまうことにもなりかねません。このように、大人虫歯は歯を失うことに直結する可能性が高くなるので、実は特に注意が必要です。

大人虫歯で歯を失わないようにするためには次のことに注意してみると良いでしょう。

■歯周病ケアを怠らない

歯周病による歯茎下がりが原因で起こる根面う蝕を作らないようにするためには、歯周病にかからないことが大切です。歯周病は成人の8割がかかっていると言われているほどありふれた病気で、誰にとっても無関係でないと言えるでしょう。歯周病にかからない、悪化させないためには、毎日の歯磨きをしっかりと行うのはもちろんのこと、定期的に歯科で歯垢や歯石除去のようなクリーニングを受けることが必要不可欠です。

■歯に痛みなどの異常がなくても歯科医院で定期検診を受ける

大人虫歯は症状を出しにくく、また詰め物や被せ物の内部にできる場合には特に、目で見てもなかなか分かりにくいものです。そのため、症状がなく、見た目に何も異常がないからといって「歯の調子は問題ない」と自己判断せず、最低半年に一度は歯科医院を受診し、レントゲン診査なども受けて、歯に虫歯ができていないかをチェックしてもらいましょう。

歯を失ってもインプラントなどの治療で歯を補うことはできますが、やはり自分の歯には到底かないません。できるだけ自分の歯を大切にしていきましょう。

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