コラム

歯医者で麻酔が効きにくい人にはこんな傾向が!

2018年08月31日 (金)
歯医者で麻酔が効かなかった経験はありませんか?歯が痛くて歯医者に行ったのに、麻酔が効かずにそのまま治療なんて、考えただけでも怖くなってしまいますね。麻酔が効かない場合、そういう人にはいくつか共通点があります。一体どんな場合に麻酔が効きにくくなるのでしょうか。

歯科の局所麻酔が効くメカニズム

歯科の局所麻酔が効くメカニズム
歯科で使う局所麻酔は、歯茎に注射をして効かせるというものです。歯科で麻酔を使う場合のほとんどは、歯を削る時に痛くないようにするのが目的で、歯の神経の感覚を麻痺させる必要があるのですが、歯の神経に直接麻酔をすることはできません。それゆえ、歯茎に麻酔の注射をし、そこから骨の隙間を浸透させ、歯根の先端から入り込む神経に麻酔を効かせなければなりません。このように歯科の注射の麻酔は、麻酔を打った場所から深部に浸潤させて効かせることから「浸潤麻酔」と呼ばれています。歯科で麻酔が効かない場合、麻酔薬が深部までうまく浸潤しない、あるいは、効果がなんらかの理由でうまく出ないことが原因と考えられます。

歯医者の麻酔が効きにくい場合の原因

歯医者の麻酔が効きにくい場合、その主な原因は次のようなものです。

■骨がガッチリしている

体格の良い男性に特に見られる傾向ですが、骨が全体的にガッチリしているため、麻酔液が骨を浸透しづらいということがあります。このような方は「自分は体質的に麻酔が効かない」と思い込んでいることが多いようですが、実際は麻酔が効かない体質と言うよりは、麻酔が内部に浸透しづらいことが原因になっています。

■下の大臼歯

下の大臼歯の治療の際、麻酔が効きづらいことがよくあります。これは、骨の性状によるもので、下の大臼歯の部分の骨は緻密骨と言って、骨が非常に密であり、しかも骨が厚いために歯茎に麻酔を打っても内部に浸透しづらいことが原因となっています。それに対し、上顎の骨は海綿骨と言って密度の低い骨であり、ほとんどの場合麻酔ばよく効く傾向にあります。

■歯に炎症が強く起こっている

痛みがひどくて歯医者に駆け込んだ場合、麻酔が効きづらい場合がよくあります。痛みがひどいところというのは炎症が強く起こっている状態で、そのような場所は酸性に傾いています。麻酔薬は酸性の環境には非常に効きづらく、何度麻酔を打っても効きづらいということが珍しくありません。また、炎症が強いところというのは血流が多く、麻酔を打っても血流によって流されてしまい、麻酔が切れやすい傾向があります。

■歯茎が膿を持ってパンパンに腫れている

麻酔を打つ場所の歯茎が膿を持ってパンパンに腫れている場合、麻酔を打つこと自体に強い痛みを伴います。また、炎症が起こって酸性に傾いているため、麻酔の効果も出にくくなります。

■歯茎が腫れてぶよぶよしている

歯茎が炎症によりぶよぶよとしている状態の時は、歯茎に麻酔を打っても麻酔液がしっかりとその場にとどまらず、漏れ出してしまうため聞きにくくなります。

■虫歯を放置しすぎて骨が硬くなっている

虫歯を長い間放置していて歯根の周囲に膿溜まりを作っている状況の時などは、その周囲の骨が非常に硬くなってしまっています。それにより麻酔が効きにくくなります。

お酒を飲む人は麻酔が効きにくいって本当?

お酒を飲む人は麻酔が効きにくいって本当?
酒飲みは麻酔が効きにくい、などという話を聞いたことがあるかもしれません。麻酔薬は歯茎に打った後、肝臓で分解され、体外に排出されます。麻酔薬を分解する酵素とお酒を分解する酵素は似ており、お酒に強い人は麻酔薬を分解する能力も強いということが言えるかもしれませんが、それが麻酔の効きには関係しないと言われています。

麻酔をよく効かせるために大事なこと

■痛みがひどくなるまで放置しない

痛みがひどいのを我慢していればいるほど、麻酔は効きにくくなります。痛みが出たら、早めに歯科を受診して治療を受けることが痛みの少ない治療につながります。

■時間に余裕を持って歯医者に行く

麻酔が効きづらくなっている場合には、麻酔の本数を増やしたり、歯茎に打つ通常の麻酔だけでなく、歯根膜麻酔や伝達麻酔のような違う麻酔方法を行って、極力麻酔が効くように努力をします。しかし、そのためには十分な時間が必要になります。痛みのない歯を治療する場合でも、下の奥歯や麻酔が効きにくい人の場合には同様に時間がかかりますので、治療を受ける際は時間に余裕を持って受診するようにしましょう。

■定期的に歯医者で検診を受けておく

一番良いのは、「悪くなってから歯医者を受診する」のではなく、「悪くならないように歯医者を受診する」ことです。定期的に歯科に通い、ブラッシング指導を受けたり、クリーニングを受けたりすることで虫歯や歯周病を予防することができます。また、歯に異変が起こっても早期に対処することで、軽いうちに治療ができるため、なるべく痛みを感じずに治療することができます。

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