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歯周内科治療

2015年11月16日 (月)

みなさんは「歯周病」についてどんなイメージをお持ちですか?
「日本国民の8割が歯周病」と謳われているように、耳馴染みのある疾患ではあるものの痛みを感じる虫歯と比べ、「無自覚のまま進行する」といわれている歯周病のおそろしさについてはあまり深く知られていないかもしれません。

侵襲性歯周炎

歯周病とは、文字の通り歯の周りの組織が侵される病気のことです。
以前は歯周病のことを歯槽膿漏と呼んでいました。
症状としては歯肉から出血したり、歯がグラグラするという病気ですが、一口に歯周病といってもプラークコントロール(お口の清掃状態)が悪いだけの初期段階の方から、歯肉からの出血や骨吸収が進行して歯を失ってしまうような重症な方まで様々です。

進行の仕方

歯周病や歯槽膿漏と聞くと、お年寄りがなる病気のイメージでしたが、10代20代の若い年齢の方でも発症する「侵襲性歯周炎」が1999年にアメリカ歯周病学会により発表されました。

侵襲性歯周炎は「若年性歯周炎」とも呼ばれており、歯周病特異菌という細菌による感染症です。
30歳以下の若い年齢の方にでも発症し、通常の歯周病よりも急速に進行するのが特徴です。

歯周病治療というと、ブラッシング指導と歯石を除去したりする歯周組織の清掃がどの歯科医院でも行われている基本的な治療です。
しかし、この基本的な治療をしても、一生懸命歯磨きをしても、歯肉の炎症が取れず、歯肉の腫れや出血・口臭で悩まされ、歯を失う患者様が多いのが事実です。
そのような患者様には特定の病原因菌が存在する場合があり、従来の治療法のみでは効果的ではありませんでした。
しかし、その特定の病原菌を薬で治療する方法が見つかったのです。
この治療方法は「歯周内科治療」と呼ばれます。

歯周内科治療とは、「歯周病は歯周病菌による感染症」であるという考えから生まれた、医学的根拠に基づいた新しい歯周病の治療方法です。

歯周内科治療のポイント

この治療方法には2つの大きなポイントがあります。

1.PCR法での菌の確認

PRCという検査で、お口の中の歯周病特異菌が潜んでいるかどうかを検査します。
少量のサンプルを歯肉溝(歯周ポケット)から採取する安全な方法です。

2.細菌の除去薬剤の内服

PCR法の診断により口腔内に特定の病原因菌の存在が確認された場合、病原因菌の除去薬剤を処方しますので、内服していただきます。
そして、従来の歯周病治療も大切な治療方法です。原因菌の住処となっている歯石や病巣が多く有る場合には、あらかじめ、従来の歯石除去(スケーリング)や歯周外科治療で除去しておく必要があります。

歯周病の治療は、細密な診査によって症状を正確に把握して、原因を明確にし、その原因を除去していくことが重要なのです。

安藤歯科医院には、日本臨床歯周病学会会員、国際歯周病内科学研究会 認定医が在籍しております。
歯周病かも?と心配になったら、是非一度当院にご相談ください。

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