コラム

歯周病の進行の仕方と進行を止める方法

2017年04月10日 (月)
歯周病とは35歳以上の日本人の約8割がかかっていると言われている病気です。一般的がゆえに軽く捉えられている傾向もありますが、いまや歯が抜ける理由として、虫歯を上回っている歯周病。かからないために最善の努力をすべきでしょう。歯周病には進行状況によって症状と対応方法が異なってきます。進行度合いとしては大きく4種類に分けられます。今回は4種類それぞれの歯周病の進行プロセスとそれを防ぐ方法をお伝えします。

歯肉炎

歯肉炎
最初は歯肉炎です。歯肉の色が赤くなり、腫れてくることが初期症状として挙げられます。歯磨きの時に歯肉から出血してくるのですが、痛みはなく、一時的なものと認識してしまいがちです。歯肉炎が進行してくると、軽度の歯周炎になってきます。本来は、この時点で歯磨きを徹底し、進行を防ぐことをお勧めします。

軽度歯周炎

軽度歯周炎の定義は、歯肉への影響だけではなく、歯を支えている骨にまで影響を及ぼしているということです。歯が溶け出していることによって、歯と歯肉の間に溝ができ、プラークがさらに歯肉の奥まで入って行ってしまい、放っておくとその症状が進行していく傾向があります。軽度歯周炎の場合は、的確な歯磨き指導をもとにした歯磨き、また定期的な歯石除去で対応すべきでしょう。

中等度歯周病

中等度歯周病
軽度歯周炎の症状がさらに進行し、骨が半分以上溶け出すと、少し歯がぐらぐらするようになってきます。歯が浮いたような感じになり、次第にモノが噛みづらく、食べづらくなってきます。そして、歯肉の腫れによって歯周ポケットによってさらに深く細菌が進んでくるため、明確に痛みの症状として自覚されます。歯と歯肉の間から膿が出てくることもあります。この場合も基本的には継続的な歯磨きと、プラークや歯石の除去での対応です。また、プラークがその表面上に付着しにくくするようにすることが重要です。

重度歯周病

溶けている骨の割合が半分から3分の2ほどになってきてしまうと、歯周ポケットがさらに深くなり、歯が動いてものが食べづらくなります。歯肉が下がっていき、歯根がみえてきます。歯肉は赤く腫れていきます。口臭も強くなり、朝の起床時、血の味が口の中に広がっていることもしばしば。対応法としては、歯肉を一時的にめくりあげ、歯石をとる歯周外科や抜歯などがあげられます。

いかがでしょうか。このように歯周病は歯や骨を溶かしてしまう恐ろしい病気です。できる限り初期段階で気づくのがベストです。たとえ自覚症状が無くとも少しでも心配があれば歯医者さんに相談することをおすすめします。

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