コラム

インプラントの種類『タイユナイト』の優位性

2017年04月3日 (月)
歯を失った時の治療法の一つであるインプラント。インプラントは、世界中のメーカーでたくさんの種類が生産されていますが、インプラントの治療器具には、金属の一つであるチタンが多く使用されています。なぜ、チタンがインプラントに使われているかという理由をご存知でしょうか。今回は、インプラントとチタンの関係、インプラントの中でも最も長い歴史と臨床実績を持ち、信頼性が高いとされているノーベルバイオケア社の「タイユナイト」についてご紹介したいと思います。

骨とインプラントの結合とタイユナイトの関係

骨とインプラントの結合とタイユナイトの関係
骨とインプラントが結合すると聞いて、不思議に思う方もいるかもしれませんね。実際、このことが発見されたのは20世紀になってからのことで、長い人類の歴史の中でも比較的新しい発見の範ちゅうと言えるでしょう。そして、この発見は、偶然見つかったのです。今から遡ることおよそ60年以上前の1950年代、スウェーデン人のブローネマルク博士が、動物の体内にチタン片を埋めこみ、臨床試験を行っていたところ、実験終了後に動物の体内からこのチタンが取り出せなくなってしまったのです。このことから博士は、ある一定条件においてはチタンと骨が完全に結合するということ(オッセオインテグレーション)を発見したのです。
この発見をきっかけに、ブローネマルク博士はチタンを使ったインプラントシステムの臨床実験を重ね、現代のインプラントシステムの礎を築いていきました。そんな博士の発見から50年あまりが経過した後、現代インプラントの骨格ともいえるタイユナイトという技術が生まれ、今やインプラント治療には欠かせない技術になっています。

インプラントシステムの一つであるタイユナイトとは

現在、日本国内でのインプラント治療ではおよそ30種類以上のものが歯医者さんで使用されています。その中でも、スイスに拠点を持っているノーベルバイオケア社は、最も長い臨床実績を持つ企業で、インプラントのリーディングカンパニーと言えます。そんな同社が開発・製造しているインプラントシステム、タイユナイトとは、インプラントのフィクスチャーにおける表面の酸化層に、あえてミクロレベルの小さなくぼみを作ることによって、骨とインプラントの結合を促進するという技術です。タイユナイトはそれまでの骨とチタン製インプラントの結合をより高く強固にするために開発されたインプラントシステムで、2000年にノーベルバイオケア社が独自に提供を始めました。このタイユナイトの誕生は、インプラント治療後の骨形成をこれまでの技術よりも高めるとともに、インプラント治療における技術や成功率を大きく高めることにも成功しました。

タイユナイトの特徴やメリットとは

タイユナイトの特徴やメリットとは
タイユナイトは、骨とインプラントの結合を得られやすいという大きな利点がありますが、それによって、治療後の治癒スピードが速いということがわかっています。これは、タイユナイトの表面に小さなくぼみを作るとともに、リン酸を含んだ電解液によって陽極酸化処理が行われているからです。これにより、インプラント埋入直後から出血凝固が始まり、数秒間で血中タンパク質と血小板が、マイナスに帯電したタイユナイト表面に集められることで、活性化が起こります。それにより、インプラント治療による出血や炎症がスムーズに行われます。
また、タイユナイトはインプラントにかかる負荷への抵抗性にも優れています。これによって、インプラントの治療法の一つであるオールオン4治療やノーベルダイレクトといった、即時回復治療にも適しています。タイユナイトによって、総入れ歯や歯周病などの患者さんの早期インプラント治療にも、このタイユナイトの技術は欠かせないものになっているのです。

タイユナイトの誕生とインプラント治療の成功率

タイユナイトが誕生したことにより、インプラント治療における成功率は大きく向上したといわれています。これは、骨とインプラントの結合(オッセオインテグレーション)を促進する働きがあることで、即時にインプラントが機能可能になったことに加え、インプラント治療後の治癒期間が短縮されたことが理由にあると言えます。
タイユナイトが誕生する前までは、インプラントが骨に固定せず、その上に人工歯をかぶせることができないという失敗例や、インプラントの治療後に周りの歯茎が腫れて、炎症を起こして治療を中止せざるを得ないというような失敗例が多くありました。もちろんこれは、歯科医師の技術不足や治療ミス、患者さんの急激な体調の変化に起因することはありますが、近年では、インプラント治療の技術も高まりました。また、タイユナイトによる骨とインプラントの結合による早期治癒や、インプラントと歯肉の境界部分からの細菌侵入を防ぐことによる、治療後の炎症や最近の増殖予防という技術も高まったため、インプラントの成功率も上がっているのです。

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